#73 プリザーブドレッスン(カルム)
今回は淡い色合いのお花と、シルバーゴールドの模様入りの花器の組み合わせが
素敵なプリザーブドフラワーのレッスンです。
◆皆さんの作品
今回も、色の「埋もれ」に注意して頂きたい花材でした。
造花のアジサイがパープルで、本物のバラもパープルでした。
なので造花のアジサイでバラを囲んだり、バラの隣に持ってきてしまうと、
せっかくの主役級の本物のバラが目立たなくなってしまいます。
主役を目立たせる方法としては、
★主役と主役の回りの花材の、
色の対比や、明度や彩度の対比などを強くする。
(主役に隣り合う花材の色合いを主役とはガラリと違う色にしたり、
色の明暗や鮮やかさを主役とは違えるという事。)
★違う種類を持ってくる。
(主役に葉っぱなどのグリーンを添えたり、実モノや、リボン等、
花以外のものを周囲に配する。)
等があります。
やはり目立つべきものがちゃんと目立っていると、目をひく作品に
なります。
花材の魅力を出し切ることができていて、見ていて心地よい作品になると思います。
どうしたら主役が目立つかと毎回意識して制作して頂くことは
とても大事だと思います。
お読みいただきありがとうございました♪
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#72 夏でも長持ちのアレンジ!
夏でも長持ちするアレンジ!
今回は、アンスリュームを使った、トロピカルな色合いの
夏らしいアレンジです。
レッスンで使った、赤と黄緑以外にも、
ピンク、白、紫、等いろいろ出ていて
色鮮やかです。
エナメル質のような、ラッカースプレーを吹きかけたような、
造花に見えるくらいの新鮮なテカテカと艶のあるお花。
これは実はお花ではなく、苞(ホウ)という、
葉が変化した部分です。
花は中心の白い突起部分(肉穂花序ニクスイカジョ)です。
花もちも良く、夏でも比較的長く楽しめるため、
同じく暑さに強い、ラン科のモカラと組み合わせ、
「夏はアレンジメントがもたない!」
というお悩み解決を図った花材でした。
今回は、アンスリュームを長く使って、
フリーセントという流れるような形状で生けていただきました。
◆皆様の作品
アンスリュームを長く使うので、
花器の上に短めに生けられているかたまりの
部分と、
大きく横に飛び出したアンスリュームまでのつながりを持たせる
ことがポイントでした。
アンスリュームだけが唐突に飛び出している印象にならないようにします。
花器の上に、短めに生けた花に対して、かなり長いアンスリューム。
その”つなぎ役”として
中間の長さを持った花材を間に入れることで、
一体感が生まれます。
皆さん、グリーンやモカラなどを使って、うまく
長~短を
つないでいると思います。
とにかくカラフルで明るい、夏らしさ満点のアレンジでした!
そして、何より、夏でも長く楽しめるところがいいですよね!
お読み頂きありがとうございました♪
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#71 ひまわり (生花アレンジ)
今回はひまわりのアレンジです。
3種類のひまわり(黄色、オレンジ、八重咲き)
と同系色のガーベラやカーネーションを使って、夏らしく
自由なスタイルで生けて頂きました。
皆さん、ゴッホのひまわりを連想させる
素敵な出来栄えでした!
ひまわりはとにかく元気なイメージがありますよね。
色といい、強く上に伸びる形といい、
元気で健気。
そんなひまわりの特徴を生かして、元気をもらえるアレンジでした。
お読みいただきありがとうございました♪
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#70 プリザーブド 吊るすタイプのティーポット
今回は、ティーポット型の花器に生けた
吊るすタイプの作品です。
◆皆さんの作品
ポットの中はもちろん、スタンドの足元にも小さなフォームを設置し、
2か所に生けていきます。
ポットだけでなく、最後にリボンをなどをスタンドにもあしらうことで、
スタンドとポットに一体感が出ます。
吊るした時、生けたお花の重みでポットが前傾してしまうので、
重量が前面に偏らないようにバランスを考えながら制作することが大切です。
ティーポットは、側面、上面、背面ともワイヤーの壁があるので、
作業が進むにつれ、手が入りづらく生けにくくなります。
すると、前面にばかりお花を入れがちになって傾いてしまうので、
奥側いっぱいのところから生け始め、
序盤から、奥や脇をしっかり埋めて(作りきって)
いけると良いと思います。
ワイヤーの花器ではカボチャの馬車などもありますが、同じことが言えます。
側面や天井があるような花器の時は
早めに奥や脇を挿し終えるように
意識しましょう(^.^)。
そして天井のある花器の時は、あまり天井いっぱいまで花材が入っていると、
窮屈な印象を与えてしまう事があるので、
花材の高さに注意しましょう。
あとは、今回の様に、造花が本物のお花と同じような色合いだった場合、
隣同士に配すると、
せっかくの本物のお花が造花に埋もれて目立たなくなります。
本物は違う色の花材で囲んだり、グリーンを添えたりと
目立たせる工夫をすると、グッと目をひく作品になります。
吊るすタイプは珍しいですし、淡い色合いが可愛い作品でした☆
お読みいただきありがとうございました♪
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#69 ホリゾンタル(基本形)生花
今回は基本形のアレンジです。
テーブル装花でお馴染みの、『ホリゾンタル』です。
結婚披露宴で新郎新婦の席に飾られているのはだいたいこの形ではないでしょうか。
テレビの記者会見などでもよく目にします。
最近ではトランプ大統領来日の際の、宮中晩餐会のお花がこの形でした。
大きな大きなホリゾンタルでした(~o~)
ホリゾンタルとは、水平な
という意味ですので、横に長い形を強調するものになります。
高さがあまりなく、横幅は長いのです。
そのプロポーションさえ表現できれば、そんなに難しいデザインではありません。
きれいなカマボコ型を目指して生けると良いです。
今回は、おうちで飾るスペースも考えて、
幅を小さめに作る方が多かったです。
本来、横幅はもっと思いっきり大きくするとホリゾンタルらしい形になります。
かなり横幅の大きい作品になります。
基本形を作る時は、作品のプロポーションをとらえることが大切です。
プロポーションとは、比率のこと。
高さに対して、幅はどれくらいなのか、というタテヨコ比、などです。
これが形の印象を決めます!
プロポーションが合っていれば、
パッと見、誰が見ても、ホリゾンタルを生けたのね。と思ってもらえないといけません。
そしてそれは(手順通りやれば)最初に挿す5本で決まります。
作品全体のサイズも、同じく最初の5本で決まります。
全ての基準となるお花を最初の5本で挿してしまうので、そうなります。
たった5本で、最終的な完成のサイズと、プロポーションが決まってしまうのです!
大事ですよね~、最初の5本!!
逆に最初の5本さえうまく入れられれば、サイズとプロポーションは正しくとれた、
ということになります。
時間がかかっても良いので、
基本形の時は、最初の5本をビシッと入れられると、まずは安泰ですね(^_^)。
お読みいただきありがとうございました♪
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#68 バラづくし! (生花)
5月後半、薔薇のシーズン真っ只中は、バラ尽くしの豪華なアレンジでウットリでした。
◆レッスン花材 薔薇だらけ~\(◎o◎)/!
◆皆さんの作品
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◆BOXアレンジにした方
❀ 花器なしで、フォームを防水のラッピングシートに包んで生けるアレンジ、と
❀ ラッピングシートでボックス型を作って四角く生けるアレンジ
のどちらかを選んで作って頂きました。
ボックスアレンジに関しては、
”角” をなおざりにしないことが大切です。
四ツ角が見えてこないと
『四角いアレンジ』という見せたい形が見えてきません。
成り行きではなく、角に何を入れるか考え角をつくる、という意識で生ける。
四つ角から生けても良いです。
必ずしも目立つ花や大きい花を入れるという意味ではないのですが、
とにかく意識的に入れて頂きたいポイントです。
同じく ”辺” も大事です。
あまりにもキッチリ直線につくる必要はないのですが、
辺のラインがガタガタしすぎると、見せたい四角形が、
四角形に見えなくなってしまいます。
ある程度まっすぐで自然な感じに、、、。
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私も、この薔薇づくしの回はやりたかったので、
お花をたのんで生けました♪
ステム(茎)を足にして立たせるタイプの、
花束に見える片面のラウンドをつくってみました。
ちょっと目新しい感じもしますし雰囲気も華やかです。
◆実はこれ、上と下(花と茎)はつながっていません
◆花と茎は別々にそれぞれフォームに挿しています。
なのでお花は吸水できます。
そして立てて飾っていても、意外とフォームから水が垂れて落ちてくることはありません。
どんどん薔薇が吸うので、受け皿なしでも飾れます。
(改善点)
もっとラウンド部分を小さく作って、茎が長く見えるようにして、
茎にはリボンなどつけたらスタイリッシュでした。
ちょっと頭でっかちでした(^_^;)。
ステムの長さには限りがあるので、お花部分を小さくするしかありません。
お花の量は半分以下くらいでも良かったです。
そしたらいくつも作れたナ~。
ラウンド部分 : ステム部分 = 3 : 7
くらいがキレイかもです。
で、咲き終わったらバラ風呂(前出の記事 #57バラ風呂のススメ)
で最後まで無駄なく楽しめますので
薔薇を使ったアレンジのあと、枯れてきてしまってから是非!
(中の芯のほうは綺麗です。)
◆バラ風呂
薔薇ってやっぱりゴージャスですね☆
お読みいただきありがとうございました♪
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#67 ティアドロップブーケ(生花)
5月の前半は
ティアドロップブーケ(涙型、しずく型のブーケ)のレッスンでした。
ブーケホルダーに生けています。
◆皆様の作品。一部。(写真撮れなかった方すみません)
綺麗~☆☆☆
皆さん、先端の垂れの部分の花材の選び方が思い思いで、そこに個性や思い入れが感じられ、とても良かったです。
ここをどうしたかった、こうしたかった、、、と作者の意図があり、
その意図が見る側に伝わるというのは素晴らしいことで、簡単ではないですよね。
作品だけで伝えられたら素晴らしいです♪
バブル期あたりはキャスケードブーケが流行っていて、
とても垂れの部分を長くしていましたね!
今日、古いアレンジメントの本を見て思いました。
サイズも今より大きめが主流だったような。
肩パッドの時代なのでドレスのデザインも、肩が大きめの物も多く、
それを考えるとブーケも大きめの方がバランスがとれたのかもしれませんね。
今の流行はナチュラルな感じや小ぶりなラウンドブーケ等でしょうか。
どこまでもシンプルなハーブだけのブーケなど、私は好きです。
ブーケも色んな種類、形がありますよね。
小さなブーケホルダーに挿す難しさがありますが、
たまにしかブーケのレッスンはないので、貴重な回として、
楽しみつつ、ものにして頂ければ嬉しいです。
ウェディングでもない限り
家にブーケがあるなんて、普通はないことなので、
レッスンで作って飾ってみると
やはり特別で素敵なものだと思います(*^_^*)。
色んな形にチャレンジしてみて頂ければと思います!
お読みいただきありがとうございました♪
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