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東京(国分寺・府中)のフラワーアレンジメント教室。サークル名は【フラワーサークル花笑(はなえみ)】です。楽しく集って思い思いにお花を活けています!皆様の作品、日々の活動、植物についてつれづれに

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#42 生花レッスン 扇形に生ける『ファン』(基本形)

フラワーサークル花笑(はなえみ)

 

今週の生花のレッスンは、基本形の『ファン』でした。

 

 

 

『ファン』とは?

 

扇形に生ける豪華なデザインです。

 

作品の裏面にはお花が入っていない、片面構成なので、

少ない花材でも大きく生けて、豪華に見せることが出来ます。

 

外側の花材は長く使って、扇形の輪郭を作ると共に、

伸びやかなステム(茎)の美しさを見せるのが特徴です。

 

今回はサンゴミズキの枝なども使って直線的なラインを強調しています。

 

外側から内側に向かって、徐々に密度の変化をつけるデザイン

(外側:薄い⇔内側:濃い)です。

 

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皆さん、初めてなのにとっても上手で驚きました。

完成して、大きい作品の大荷物を笑顔で持ち帰られる姿に、いつも嬉しくなります♪

 

 

レッスンを振り返って

 

皆さん、密度の変化を見せるのに苦労したのではないでしょうか。

 

一番外側の一番長いお花たちを入れる本数を我慢することで、スッキリした、

密度の薄い輪郭(1層目)が出来上がります。

 

この1層目(輪郭をかたどる層)は、

少し物足りないくらいでストップしておきましょう!

 

このスカスカ感が、完成時の洗練を生みます!

 

やはりスッと伸びたステムが、『ファン』の美しさ。

 

そこを見せるには、スカスカ感が必要です。

 

 

次に少し短めにして、一段手前の層(2層目)を挿していきます。

 

そして、さらに短くして手前の層(3層目)を挿していく、、、という感じです。

 

自分が今、何層目を挿していて、そこはどのくらいの長さで挿すべき層か、というのを

考えながら挿すことが大切です。

 

密度の変化を付けるとはいえ、層ごとに長さを変えて挿していくだけなのです。

 

密度を濃くする為に中心にいくにつれ、本数を増やす、という考え方ではないんですね。

 

中心に近づけば近づくほど、既に後ろの層にお花が何層か入っているわけなので、

必然的に密度が増してくる、ということです。

             

     

    このように挿し方が放射状で、ステムを長いまま使うデザインは、

お花を挿した後でも、フォームが見えやすくなります。

 

いつも通り、序盤からグリーンを使ってフォームカバーを済ませてしまう方が

やりやすいです。

 

 

次、さらに上手くなるには?

 

今回、初めてだったので、密度の変化と、扇形を綺麗にかたどることに

集中されたと思いますが、

次からは、横姿にも是非意識を向けてみましょう!

 

1月から使う、冬のテキストには、基本形の『オーバル』(楕円形という形が

登場します。

 

オーバルは、『ファン』 と似ている部分が多いです。

 

似たような基本形が、あまり期間を空けずに登場するのは意図的なのでしょう、

とてもいいカリキュラムになっていると思います。

 

前回の感覚を忘れないうちに、次の似た形に取り組めるので、

そのまま反省点なども生かせますよね。

 

上達も早くなると思います!

 

 

今日は生花のレッスン、基本形の『ファン』についてでした。

 

お読み頂きありがとうございました

 

 

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